成徳会について

東京武道館主催 全日本少年少女武道錬成大会 4部門中3部門同時優勝
東京武道館主催 全日本少年少女武道錬成大会 4部門中3部門同時優勝

成徳会は、最高師範三谷和也が昭和56年に千葉県佐倉市で初めた空手教室を元にしており、平成9年に師である金城裕より研修会で唯一独立を許されたことにより、「金城門下 正統唐手 成徳会」として設立されました。

 

その後、兄弟子であり、当時 武蔵野市空手道連盟の会長であった中村孝のすすめにより、武蔵野市空手道連盟に所属し、アマチュアスポーツ団体として空手競技を行うとともに、次世代を担う人材の教育・育成を目的として活動しています。

 

流派について

首里城での練習風景(昭和初期)
首里城での練習風景(昭和初期)

成徳会は、日本本土の伝統派空手界で主流とされる、糸東流剛柔流松濤館流和道流のどの流派にも属しません。

 

これは、四大流派が明治に沖縄から本土に渡った空手家とその弟子を祖とするのに対し(剛柔流は那覇手が元)、成徳会では「首里手」の創始者「松村宗棍」を祖とし、沖縄で百年余に渡り受け継がれ続けた原初の唐手をそのまま受け継ぐためです。

 

系譜としては、松村宗棍 -> 糸洲安恒 -> 大城朝恕花城長茂 -> 金城裕 -> 三谷和也 となります。

 

このため成徳会は流派ではなく、現在でも伝統沖縄空手である「首里手」の呼称を用いています。

 

次世代を担う子ども達の育成

道場での練習風景
道場での練習風景

 

 空手競技で多大な実績を残してきた成徳会ですが、その目的は競技で勝つことではありません。

 成徳会が本当に目指す事は、次世代を担う子ども達を育成することです。

 

 礼節を重んじ、逆境に折れない心。弱者をいたわるやさしさや仲間や家族を守る気構え。そしてそれをなし得る技術と体。

 

 子ども達には空手を通して、そのような人物になってもらいたいと思い指導しています。競技での勝利は、その一部でしかありません。

 

道場について

現在の成徳会は、東京都武蔵野市東京都小平市千葉県佐倉市千葉県印西市、に本部直轄の道場を持ち、千葉県成田市埼玉県八潮市、オーストラリアのシドニーブリスベンに支部を持ちます。

 

 また、当会の最高師範 三谷和也が、アメリカ、フィリピンの空手道場の技術顧問に就任しています。

 

各道場は、他道場への出稽古や大会への出場により交流を図っています。

 

基本的には週2~3回の稽古と、各個人のレベルに合わせた大会出場、年2回の昇級昇段審査会が主な活動となります。

稽古

その場基本、移動基本、形など、首里手伝統の稽古と、HIIT、ラダートレーニングなどの最先端のスポーツ科学を融合させ、ナショナルチームを始め優秀な選手を多数輩出しています。

大会への参加

競技での入賞が成徳会の目的ではないですが、目標を持って努力すること、負ける悔しさ、勝つことの喜び、そして努力により何かをなし得たという経験が、子どもたちの人生の糧になると考へ、希望者は積極的に大会へ参加させています。

 

全空連、日体協に所属しているため、実力次第で小・中・高の全国大会、国体やスポーツマスターズへの参加も可能です。